会社員の皆さんはパワハラにあった事はありますか? 実際に気持ちが落ち込んでしまって困ってらっしゃる方に、どのように気持ちを整理して対処すれば良いのかご紹介させて頂きます。
今おっしゃられた事はパワハラですよ?
このようなセリフを言ったことはあるのだろうか?
サラリーマンであれば、男女、役職関係なく全ての人がパワハラが付いてくる問題である。
そもそもパワハラの定義とは?
- 優越的な関係に基づいて行われること
- 業務の適正な範囲を超えて行われること
- 身体的若しく精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること
パワハラの類型
1.身体的な攻撃:殴打、足蹴りを行う。相手に物を投げつける。
2.精神的な攻撃:人格を否定するような言動を行う。必要以上に長時間にわたる厳しい叱責を繰り返し行う。他労働者の前で、大声で威圧的な叱責を繰り返し行う。
3.人間関係からの切り離し:特定の労働者を仕事から外し、長時間別室に隔離する。一人の労働者に対し、同僚が集団で無視をし、職場で孤立させる。
4.過大な要求と:到底対応できないレベルの業績目標を課して、達成できなかった事を叱責する
5.過小な要求:管理職である労働者を退職させるため、誰でも遂行可能な業務を行わせる。気に入らない労働者に対する嫌がらせのために仕事を与えない。
6.個の侵害:労働者を職場外でも継続的に監視したり、私物の写真撮影をしたりする。労働者の機微な個人情報について本人の了解を得ずに他の労働者に暴露する。
私は過去に身体的な攻撃は受けた事はないですが、精神的な攻撃や過大・過小な要求をする事で上司にパワハラを受けたことがあります。
言葉巧みに操ってきますが、それに従わないとエスカレートする一方でした。
このような環境下では、人は我慢していると心に異常をきたすと考えております。
パワハラ上司の心理的特徴をご紹介します
・気が小さく自信がない
・他人に舐められるのを恐れている
・自分を認めて欲しい
・自分のやり方が1番だと思っている
・自分のポジションを守ろうとしている
・自分の思う通りに人を操りたいと考えている
・強い劣等感を持っている
意外に思われるかもしれませんが、パワハラをやってしまう上司は本当は気が小さく弱い人間です。
自信がないことが相手にバレないだろうかと心配になり、先手を打つために攻撃的になってしまっています。
高圧的なパワハラ上司は、本当はビクビクしている弱い人間です。
実際にどのようにパワハラ防止をすれば良いのでしょうか
以下の対応手段が挙げられます。
やり返す
上司の落ち度を見つけて、反撃を試みましょう。これは気の強い方のみの対処法になります。
耐える
日系企業の良い点はジョブローテーションという仕組みがある点です。その時をやり過ごしましょう。
上司の上司に相談する
これは諸刃の剣になることもありますが、上司の上司に相談をして見ましょう。ただし上司と仲が良い場合はリスクがあります。
証拠を残す
パワハラを受けた際にやっておきたい対策は、被害を受けた証拠を残すことです。仮に損賠賠償請求するときに証拠が必要になります。デメリットとして損害賠償請求を行った時に、今の職場に居づらくなるデメリットがあります。リスクを考慮した上で弁護士に相談してから行うようにしましょう。
実際にパワハラを受けた人は厚生労働省が取ったアンケート結果によれば「何もしない」あるいは「会社とは関係ない人に相談をした」の回答が多かった。
これは社内で相談しづらく、多くの人はパワハラは組織内で解決出来ないと諦めてしまっているという現状があります。
例えば、社内に相談すると異動させられたり、評価が下がるあるいは不利益を被るなどの恐れを抱いている方が多いです。
社内の相談窓口を利用する
会社で設けている相談窓口に相談することも可能です。直接の解決に繋がるかは保証できませんが、自分の気持ちを整理するという意味では非常に重要です。本当に悩んでいることを吐き出す先というのは社会人になると限られているというかたは意外と多いです。
転職(独立)する
体や心が病んでしまい鬱病や精神疾患になってしまうという方もいらっしゃいます。その場合はまずはその職場から逃げるという選択肢も検討して見ましょう。病んでまでやる必要のある仕事はありません。
まとめ
パワハラにあっていると明日も見えないという状況は分かります。しかしそれが永遠に続く訳ではありません。様々な選択肢がある中で、自分の気持ちを整理して冷静に対処しましょう。もしどうしても我慢できない方は逃げましょう。
私もそのような経験があります。その後も普通に生きれています。 ぜひ皆さんも辛い境遇から、適切な対応を取れるように参考にされて下さい。